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屋根修理が必要な5つのサイン|早期発見で被害を最小限に

住宅の屋根は、日々紫外線や風雨にさらされ続けています。特に関東エリアでは、夏の強い日差し、台風シーズンの豪雨、冬の乾燥など、四季を通じて過酷な環境に置かれています。屋根の劣化を放置すると、雨漏りや構造体の腐食など、修理費用が膨らむ深刻な事態を招きかねません。


この記事では、屋根修理が必要なサインを5つご紹介します。これらのサインに気づいたら、早めの点検・修理をおすすめします。

屋根材のひび割れ・ズレ・欠け

どんな症状?

瓦やスレート(コロニアル)などの屋根材にひび割れが生じたり、位置がズレたり、一部が欠けている状態です。地上から目視で確認できる場合もありますが、高所のため気づきにくいケースも多くあります。

なぜ起こる?

経年劣化:屋根材は10〜30年で劣化が進みます
台風や強風:飛来物による衝撃や風圧でズレ・破損が発生
地震:揺れによる位置のズレ
凍害:寒冷地では水分が凍結・膨張して割れる

放置するとどうなる?

ひび割れやズレた部分から雨水が浸入し、下地や野地板を腐食させます。初期段階なら部分修理で済みますが、放置すると屋根全体の葺き替えが必要になることもあります。

屋根材のひび割れ・ズレ・欠けの対策

定期的に屋根の状態を確認しましょう。2階の窓や隣地から見える範囲でも確認できます。不安な場合は専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

屋根の色褪せ・コケ・カビの発生

どんな症状?

屋根の表面が全体的に白っぽくなったり、緑色のコケや黒いカビが繁殖している状態です。特に北側や日陰になる部分に多く見られます。

なぜ起こる?

塗装の劣化:紫外線により塗膜が分解され、防水機能が低下
湿気の蓄積:通気性が悪い環境でコケやカビが繁殖
経年変化:一般的にスレート屋根は10年前後で塗装が必要

放置するとどうなる?

塗装の劣化が進むと、屋根材自体が水分を吸収しやすくなり、ひび割れや反りの原因になります。コケやカビは湿気を保持するため、劣化を加速させます。
美観の問題だけでなく、屋根材の寿命を縮める要因となるため、早めの対応が重要です。

屋根の色褪せ・コケ・カビの対策

スレート屋根の場合、新築から10〜15年を目安に塗装メンテナンスを検討しましょう。高圧洗浄でコケやカビを除去し、下塗り・中塗り・上塗りの3層塗装を行うことで、屋根を保護できます。

雨樋の破損・詰まり・歪み

どんな症状?

雨樋が外れている、ひび割れている、落ち葉やゴミで詰まっている、あるいは歪んでいる状態です。雨の日に雨樋から水が溢れる、異音がするなどの症状も要注意です。

なぜ起こる?

落ち葉やゴミの蓄積:秋口は特に詰まりやすい
経年劣化:樹脂製の雨樋は紫外線で劣化
雪の重み:冬季に雪が溜まって変形
台風や強風:風圧や飛来物による破損

放置するとどうなる?

雨樋が正常に機能しないと、雨水が外壁を伝って流れ、外壁の劣化や基礎周りへの浸水を引き起こします。また、軒先や破風板の腐食にもつながります。

雨樋の破損・詰まり・歪みの対策

年に1〜2回、特に秋の落葉シーズン後に雨樋の清掃を行いましょう。破損がある場合は早めに交換することで、建物全体の寿命を延ばすことができます。

天井や壁のシミ・雨漏り跡

どんな症状?

室内の天井や壁にシミがある、雨の日に水滴が落ちる、湿っぽい臭いがするなどの症状です。これは屋根からの雨漏りが進行しているサインです。

なぜ起こる?

屋根材の破損:前述のひび割れやズレから雨水が浸入
防水層の劣化:ルーフィング(防水シート)の寿命切れ
棟板金の浮き:屋根の頂部にある板金が浮いて隙間ができる
谷樋の劣化:屋根の谷部分からの浸水

放置するとどうなる?

雨漏りは建物の構造材(柱や梁)を腐食させ、最悪の場合、建物の耐震性にも影響します。また、カビの発生による健康被害のリスクも高まります。

天井や壁のシミ・雨漏り跡の対策

雨漏りの症状が出た場合は、できるだけ早く専門業者に調査を依頼してください。原因箇所の特定には専門知識と経験が必要です。応急処置として、バケツで受けるなどして被害拡大を防ぎましょう。

棟板金の浮き・釘の抜け

どんな症状?

屋根の頂部(棟)にある金属板(棟板金)が浮いている、釘が抜けている、強風時に音がするなどの症状です。スレート屋根や金属屋根に多く見られます。

なぜ起こる?

釘の緩み:温度変化による膨張・収縮で釘が緩む
下地の劣化:貫板(棟板金を固定する木材)の腐食
強風の影響:台風などで棟板金が煽られる

放置するとどうなる?

棟板金が飛散すると、通行人や隣家に被害を与える危険性があります。また、棟部分から雨水が浸入し、下地の腐食や雨漏りの原因となります。
関東エリアでは、毎年台風シーズンに棟板金の飛散事故が多発しています。

棟板金の浮き・釘の抜けの対策

築10年を過ぎたら、棟板金の点検を受けることをおすすめします。釘の打ち直しや、樹脂製の下地への交換、棟板金自体の交換など、症状に応じた対応が可能です。

屋根点検のタイミングはいつ?

以下のタイミングで屋根の点検を行うことをおすすめします。

新築後10年目:初回の大規模メンテナンス時期としての大きな目安になります

台風や大雨の後:台風や大雨の後は雨漏り等が発生する可能性があがります。まず破損がないか確認しましょう

地震の後:地震が起こった後に屋根材がずれてしまったというお話はよくあります。ズレがないか確認しましょう

春と秋の年2回:定期的に目視でチェックをすることも有効です

屋根材の耐用年数前:瓦30年、スレート20〜25年、金属屋根20〜30年がだいたいの耐久年と言われています

まとめ:早期発見が修理費用を抑える鍵

今回の記事では屋根修理が必要な5つのサインをご紹介しました。

1.屋根材のひび割れ・ズレ・欠け

2.屋根の色褪せ・コケ・カビの発生

3.雨樋の破損・詰まり・歪み

4.天井や壁のシミ・雨漏り跡

5.棟板金の浮き・釘の抜け

これらのサインを早期に発見することで、部分修理で済み、修理費用を大幅に抑えることができます。

逆に放置すると、屋根全体の葺き替えや、建物の構造部分まで修理が必要になり、費用が数倍に膨らむこともあります。


東村山市、東久留米市、小平市、西東京市など多摩地域にお住まいの方で、屋根に気になる症状がある場合は、お気軽に専門業者にご相談ください。無料点検を実施している業者も多くあります。


大切な住まいを長く守るために、定期的な屋根のメンテナンスを心がけましょう。

この記事を書いた人

納富 健

HITOwAコネクト 代表取締役社長。建設の世界に入り約20年、外装リフォームを中心に多くの現場を手がける住まいを「直す」だけでなく、お客様の暮らしに寄り添う提案を大切にしている。プライベートでは3人の子どもの父。仕事終わりの一杯を楽しむことが何よりの楽しみ。

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